No.3 H23.4
みどりがおか動物病院便り
診察室の向こう側での処置 ~肛門のう編~
 肛門のうとは、ニオイの素で、排便時や興奮時などに分泌され
ます。お尻を気にして舐めたり、床に擦りつけたり、尾を追いかける
ような仕草をする…などの症状があれば“肛門のうの詰り”が
考えられます。悪化すると手術が必要になることもありますので、
注意が必要です。原因の1つは肥満ですが、下痢が続いた時や、寒
くなったり、加齢による運動不足などで詰りやすくなります。
肛門のうが詰まったときは…
 分泌物を絞り出してあげましょう!
 1.肛門を中心に左右2か所(4時と8時の方向)にある、
  肛門腺にティッシュペーパーや湿らせたガーゼなどを
  あてて肛門に向かって押し上げるように絞りだす。
  2.ティッシュペーパーや湿らせたガーゼなどでキレイに
  ふき取る。
※ご家庭でうまくできないときは、病院にご相談ください。
動物達を守るためにできること
 気になる!覗いてみたい診察室の向こう側!
今回は“肛門のう”の処置についてご紹介します。
 ぜひ知ってほしい!
 本当に恐い生き物
  いつも当院が運営するドッグランをご利用
いただきありがとうございます。
ドッグランご利用登録更新を
          4月1日から始めます!
登録期間は4月1日から3月31日まで
とし、年度途中でご登録された場合も期限は
同じです。
 ご登録要件は、ドッグラン利用規約をご理
解のうえ、下記の処置を1年以内に行ってい
ることです。
  1.狂犬病予防注射および畜犬登録
  2.混合ワクチン5種以上
  3.駆虫(回虫、条虫)
  4.ダニ予防(任意)
※1、2について、当院以外で接種されている
 方は、証明書をご持参下さい。
※詳しくは、スタッフまでお尋ねください。
ご利用登録更新のお願い
必ずしよう!狂犬病予防!
 狂犬病予防法で狂犬病ワクチン接種が義務付けられてい
ます。生後91日以上の犬は飼い始めてから30日以内に1回、
その後は毎年1回(4月1日から6月30日までに)注射を受けな
ければなりません。狂犬病のウイルスは、ほとんどすべての哺
乳類に感染する可能性があり、さまざまな神経症状を引き起
こします。そして、発病した狂犬病動物に有効な治療法がな
いため100%死亡する病気です。
 毎年忘れずに狂犬病予防ワクチンを接種しましょう。
マダニ・ノミから動物達を守るために
草むらなどにはマダニやノミがいて、動物から発せられる
熱・振動・二酸化炭素に反応し寄生・吸血します。
寄生によって、細菌感染やアレルギー反応、マダ二を介して
感染する病気が引き起こされますので、これからマダ二・ノミ
が多くなる季節には定期的に駆除剤を使用し予防することを
お勧めします。
散歩後などは頭や耳・目の縁やお腹・足の指の間などチェック
してあげましょう。
もし、マダ二・ノミの寄生を見つけたら…
無理に取ろうとしてはいけません。化膿や病原体をうつす原
因になりますので、大切なのは定期的な予防です! 見つけたらすぐに病院へご相談ください。 
  「1度治療してしまえば、もう安心!」
 ということはありません。
  継続して予防し続けることが大切なのです。  
No.3 H23.4
NEWスタッフ紹介
ht tp: / /www.midorigaoka-ah.net /
 
パピーパティー
第2回みどりがおか動物病院クイズ
   ○か×でお答えください!
問1
 犬も認知症(ボケ)に
なることがある。
問2
犬や猫の平熱は耳の中
で検温して、3 5~3 6度である。
問3
チョコレートは犬にとって好まし
くない食材である。
クイズの答え:問1 ○8~1 7歳頃から 問2 ×直腸で検温し平熱3 8~3 9度 問3 ○板チョコ1枚で致死量にあたるから
獣医師 谷 奈緒子
 はじめまして!4月からみどりがおか動物病院の
スタッフとして働かせていただくことになりました。
 話しのできない動物たちにかわり、飼い主の皆さ
まと十分なコミュニケーションをとり、皆さまにとって
動物たちにとって、最善の治療とサポートをしていけ
るよう務めさせていただきますので、どうぞよろしく
お願い致します。
 3月1 9日に行われた、当院が主催する初めてのパピーパーティー!
札幌近郊を拠点に出張ドッグトレーニングを行う浅井保雄さんを講師に招き、
子犬の遊び方や正しい犬の抱き方、駆虫や歯磨きをはじめすぐに実践できるトレーニングの
方法など教えていただきました。
他の犬と仲良く付き合うこと、人に慣れることで
新しい経験に順応することを目的としています。
↑→浅井先生の
お話に真剣に聴き
入る飼主さまとワン
ちゃん!
↓食事の与え方を
指導中!
“しつけ”とは“ルールを守らせること”です。
  イヌのしつけとは、「家族のルールを守らせること」と理解してください。
 しつけのスタートは、イヌにしてもらいたいこと・イヌにしてほしくないことを
 紙に書き出します。まずは、できることから守らせていきましょう。
“しつけ”に使う道具は“言葉(コマンド)”と“仕草(ジェスチャー)”です。
  ひとつの行動に対してひとつの言葉で指示を出し、よくできた時には
 大げさなくらい褒めるというのが鉄則です。
子犬時から“習慣”を付けることで、人にとって
好ましくない問題行動を予防できます。
 みどりがおか動物病院では、今後もパピーパーティ-やしつけに関するセミナー等の開催を予定をしております。
今回参加することが出来なかった皆様も、ぜひご参加ください!
  新たなスタッフ
 が加わり、パワー
アップした当院を
 よろしくお願い
    します!